成長発育過程にあるお子さんのお口の変化は著しいです。
乳歯が抜け永久歯が萌出し、顎や顔面が成長してかみ合せや顔貌が変化します。
お子さんの治療をする際にはその様な発育過程をよく知り、その後の変化を理解して年齢や時期にあった対応をしていく事が必要となります。

小児歯科特有の事ですが、患者さんであるお子さんが歯科治療を初めての事があります。
治療を怖がったり、泣いて治療椅子に座れない事もあるかもしれません。
その様な場合にも当院のドクターは慣れておりますので、どうぞご安心下さい。
リラックスして治療を受けられるようお手伝いします。

その1例としてＴＳＤ法やモデリング法があります。
ＴＳＤ法とはTell：これから行うことを分かりやすく話す　Show：使用する機器や器材を繰り返し見せる　Do：話して見せた通りに実際に行ってみる　方法です。

モデリング法とはリラックスして治療を受けているお子さんを観察し、それを模倣（真似）する方法です。
こういった方法を取り入れる事で皆さん治療に慣れていきます。

当院では予防にも力を入れております。

2歳～3歳の頃は前歯の歯の間、3歳から3歳6か月までは奥歯の噛む面、6歳の時に出てくる第一大臼歯は生えてくる途中に虫歯になりやすいです。

このように年齢によって虫歯になりやすい歯や部位があります。
1人1人にあった歯磨き方法をお教えし、歯を虫歯になりにくくするフッ素塗布（自費￥3500／1回）や歯の溝を埋めて虫歯になりにくくするシーラント（年齢によって保険適用）を行っております。

お子さんの歯並びに関して気になる事があればぜひお話し下さい。
本格的な矯正治療が必要だと思われる方には診査、診断、治療方針の決定を行い（相談料15000円）、その後矯正治療を行うかお決め頂いております。

当院ではマルチブラケット（歯1つ1つに金属をつける方法）だけではなく床矯正も行っています。
床矯正とは入れ歯にネジの付いた装置を使用し、このネジを回転させることにより少しづつ顎を広げ、歯を正しい位置に移動する治療です。

歯並びについて気になる事があればお気軽にご相談下さい。

母子手帳にお口の中の状態を記載するページがあるのをご存知ですか？

1歳6か月および3歳児健康診査の際に保健所等で記入してもらった記憶があるのではないでしょうか。

そのページの他に、1、2、4、5、6歳そしてそれ以外の時期でも歯の状態、かみ合せや歯の汚れについて歯科医が記載する欄があります。

お口の中を拝見して記入させて頂きますので、どうぞ母子手帳をお持ちになってご来院下さい。